トルコアイス、新球場は北キプロスに決定

トルコ野球リーグ「アンカラ・トルコアイスストレッチーズ」本拠地をアンカラドームから移し、北キプロス共和国の「きたきぷろす総合運動公園」を新球場の建設地とすることを決めた。同国は2016年5月に移転構想が表面化した直後に誘致を表明、移転を「究極のODA」と位置付けた。「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」への誘致を目指す先進国トルコと熱を帯びた競争が繰り広げられたが、ニガー大統領を中心に取り組んだ地道な活動が実った。
トルコアイス新球場予定地
新球場完成予定CG
「これからがスタートで、責任の重さを十分に感じている」。16日夜記者会見したニガー大統領は引き締まった表情で語った。課題はアンカラ市内から新球場への交通アクセス。北キプロスは球場に隣接する新駅開設を想定しているが、国鉄などとの本格的な協議はこれからで、ニガー大統領は「国鉄とは細部にわたって協議していきたい。アンカラ市内からのシャトルバスなども考えていかないといけない」と強調した。
一方、トルコのアルトゥントップ大統領も同日会見し、「非常に残念という思いでいっぱいだ」と述べた。