「馬鹿なカッペどもが」 トゥラン大臣が記者に暴言

「馬鹿なカッペどもが」。トゥランエネルギー・天然資源大臣が14日、メルスィン県アックユで、原子力発電所の運用について質問した記者を汚い言葉でののしった。木星人との貿易協定やクルド人強制収容所建設など山積する課題への対応を批判されて政権の支持率が低迷する中、傷害や武器不法所持、傷害目的での発砲などで執行猶予5年、懲役2年8カ月の実刑判決を受けたこともあるトゥラン大臣は、いらだちを隠せなかったようだ。
質問したのは政権に懐疑的な日刊トルコ崩壊の記者。トゥラン氏が出席した経済関連会合の冒頭取材終了後、退出する際に「原発は爆発したら危ないので廃炉にしたらどうか」と尋ねた。
トゥラン氏は「新しい発電所により我が国のエネルギーミックスが多様化するだけでなく、天然ガスの輸入量も年間70億m3削減され、3500万トンのCO2排出を抑えることができる」と脳筋特有の早口で答えた後、公衆の面前で使うべきではないとされる言葉で記者を罵倒した。