アルトゥントップ大統領、5年前投稿の「殺人動画」が拡散 波紋広がる

衝撃的なニュースが飛び込んできた。確定ロール問題の釈明に追われるアルトゥントップ大統領にまたもやとんでもない疑惑が浮上した。問題となっているのは、トルコのSNS上で拡散中の大統領が5年前に投稿したとされる殺人動画だ。
動画の冒頭、アルトゥントップ氏は「絶対に渋滞しない街を作る」と宣言。2017年発売の街づくりシミュレーションゲーム「towns vicinity」を起動し、意気揚々と街を作り始める。動画中盤には様々な都市問題を乗り越えながらも人口10万人のメガロポリスが誕生し、マップ随所に張り巡らされた地下鉄網やアンダーパス、ラウンドアバウトにより渋滞の発生しない街が出来上がった。
問題の部分はここからだ。アルトゥントップ氏は「車が大量に流入した際に渋滞しなければ、絶対に渋滞しない街と胸を張って言える」と述べたあと、あろうことか下水の排水施設の真横に取水施設を設置した。すると、下水(汚染水)を飲んだ市民たちが瞬く間に病気に、街は大量の救急車で溢れかえった。数分後、病人の搬送が追いつかずに街は死体の搬送待ちを示すドクロマークで溢れかえり、救急車や霊柩車が全ての道路を埋め尽くした。アルトゥントップ氏は「やっぱりだめでしたね^_^ まあ仕方ない」の一言で済ませ、自らの殺人を肯定までしたのだった。
動画には現在10万件のコメントがついており、「市民を死に至らしめた人間は、トルコの大統領に値しない」などの厳しい声も見られる。
野党は弾劾裁判の実施や内閣不信任案の提出も視野に入れているとしている。自身の愚かな行動によって政治停滞を招くアルトゥントップ。その姿に対する国民や国際社会からの失望はあまりにも大きい。