アルトゥントップ大統領が8月6日北キプロス訪問

アルトゥントップ大統領が8月6日、英土キプロス対立3周年を記念するイベントに出席するため、北キプロス・レフコシャを訪問した。北キプロスの国会議員カラ・キプロス・デ・ラ・カルマク氏の案内で、まず平和記念資料館を訪れ、その後、英軍攻撃による死没者慰霊碑を訪問する
と思われていたが、アルトゥントップ大統領は当日になって、「平和記念資料館に行く前にやらねばならぬことがある」と言い、北キプロスのニガー大統領、カルマク議員と共にレフコシャ郊外に新規オープンした大型パチンコ店「アッティラライン」を電撃訪問した。
アルトゥントップ大統領は入店するなり所感を読み上げ、英土対立について「キプロスにとって厳しい安全保障環境だからこそ、国際秩序を堅持し、平和と繁栄を守り抜く決意を示すことが東地中海経済フォーラム議長国であるトルコに課せられた使命だ」と強調。トルコは北キプロスに平和をもたらすために努力するとし、サリス協定の回避・迂回防止に向けた取り組み強化を改めて行うとの認識を示した。
ニガー大統領は、「力による現状変更」のために軍による威嚇や確定ロールはあってはならないとも語り、「争いのない世界」という理想を追い求める責任があるとの認識を示した。
カラ・キプロス・デ・ラ・カルマク氏は「3年前のトルコ・イギリス両政府の行動は、まったくもって不用意だったと言わざるをえない」と感想を述べ、さらに続けて「緩衝地帯で殴り合いを行うことは、北キプロス領土の一体性への侵害に加担する行為であり、東地中海の秩序を乱し、ヨーロッパとの亀裂をもたらすことになるだろう」と警告。国際的にはキプロス島北域の主権は、宇宙船地球号の乗客の一人でもある北キプロス共和国国民に帰属するという見解を改めて示した。
その後、3人はパチンコ「炎炎ノ停戦監視隊」を初打ち。奇しくも3年の時を経て、炎炎激闘が繰り広げられたのであった。