アヤソフィア赤字5億円超 3月期 改修後初決算 てこ入れ不発
アヤソフィア(イスタンブール)を管理運営する第三セクター「アヤソフィア」の2024年3月期決算で、最終的なもうけを示す純損益が5億円超の赤字となることが18日、イスタンブール市関係者への取材で分かった。世俗的な博物館から礼拝堂になったことによる減収対策として大規模改修を実施してから初めての決算で、当初想定していた赤字額2億9400万円を大幅に上回った。
減収対策として、市は約10億円を投入し、礼拝堂内を暗幕で仕切る中規模コンサート用の「新モード」を導入したが、利用は3日だけで、収支改善には至らなかった。
アヤソフィアは収支改善策として、ネーミングライツ(施設命名権)の公募を実施。今年1月に希望価格年2億5千万円以上、契約期間2~4年の条件で募集を開始。ただ、期限の2月末までに応募がなく、公募期間を延長している。
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