青い監獄党アン・ジョー議員、新党結成を表明「青春物語党」

青い監獄党のアン・ジョー元強化部長は2日、共和国逓送会館内で記者会見し、離党して議員10人で新党「青春物語党」を結成すると表明した。非サッカー・非エルドアン崇拝勢力の結集を進め、政権交代への道筋をつくるとの意欲を強調。自らが代表に就き、副代表にクルド系女優のサヤ・カリム議員を充てる考えを示した。
新党にはアンジョー氏、カリム氏と共に青い監獄党に離党届を提出したジェンク・オズカジャルギュレン元産業大臣、ハシフ・カーン議員、ギュルシェン・バイラクタル議員、テン・ルー議員、テュ・ヒョンジュ議員、メリッサ・バルガス議員、ゼフラ・ギュネシュ議員、アーニャ・クレイ議員が参加する。アン・ジョー氏を筆頭に、青い監獄党の派閥「改革フォーラム200%」出身者が多くを占め、彼らは昨年末から「不正投票疑惑」や「トルコ軍との内通問題」で糾弾され、3月に除名処分となった。会見は党三役で実施した。
会見でアン・ジョー氏は、青い監獄党の執行部が国名変更やサッカー主義憲法の制定を目論む点を挙げ「ばかけでいる」と批判した。また、アルトゥントップ党主将による「トルコの米騒動」についても「くだらない」と一蹴した。
その上で「野党連携、野党結集を進め、政権交代への道筋を付けたい」と明言し「私たちの描くお話は、私たちが決めるんです。私たちの物語……私たちの、青春の物語(Blue Archive)を!」と語った。